商工会議所からお知らせ

2015年5月15日金曜日

景気動向調査(第Ⅳ四半期) New


平成26年度第Ⅳ四半期<1月~3月>に業況は、前年同期比で「好転企業」18.4%、「悪化企業」32.7%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I.値は▲14.3と前期に比べ27.1ポイント改善しました。非小規模企業のD.I.値は29.3ポイント改善し▲18.7、小規模企業においても25.3ポイント改善の▲10.0となるなどいずれも改善方向を示しております。しかしながら、全体としては4期連続のマイナス水準となり、網走市における景気の停滞感は依然として解消されていません。

 今期は5業種中4業種で前期より改善傾向を示し、特に製造業が46.6ポイント改善し0に回復したほか、サービス業では47.9ポイント改善し21.8とプラス水準に戻った。建設業においても36.9ポイント改善し▲10.5、小売業は一部「あばしり活性化商品券」の影響もあり19.3ポイント改善し▲34.8

 一方、卸売業は16.7ポイント悪化し、▲10.5となるなど消費税増税の影響が依然尾を引いている状況にあります。

 今期と比べた次期<4月~6月>の見通しは「好転企業」が27.6%、「悪化企業」が23.5%となりD.I.4.1と、18.4ポイント改善の見通しを示しております。

 全5業種全てで改善の見通しを示し、4業種がプラス水準に戻ると見込んでいる。特に製造業で大きく改善するとしています。唯一小売業が▲17.4と改善傾向にはあるものの、依然マイナス水準となり個人消費の落ち込みが懸念されます。

 経営上の問題点としては「諸経費増」「人材不足」「売上の不振」が上位を占めました。建設業では引き続き「人材不足」をあげ、卸売業においては「売上の不振」と回答しました。製造業は原材料のコストアップや電気料金等の値上げによる「諸経費増」が課題と位置づける企業が多くを占め、小売業においては「得意先の減少」、サービス業は「人材不足」をあげており、業種ごとに問題点が分かれた点が今期の特徴といえます。

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