平成25年度第Ⅰ四半期<4月~6月>の業況は、前年同期比で「好転企業」21.8%、「悪化企業」28.7%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I.値は▲6.9と前期に比べ1.0イント改善しました。非小規模企業のD.I.値は▲12.3と大きく悪化しましたが、小規模企業は▲1.9と大きく改善傾向を示しました。
建設業はD.I.値33.3と引き続き高い数値を維持しております。製造業はD.I.値を13.1ポイント上げ▲17.7、卸売業はD.I.値を7.0ポイント上げ▲26.3、小売業はD.I.値変わらず▲20.8、サービス業については、D.I.値を8ポイント下げ0となりました。この結果から、全体的にやや改善傾向を示しましたが、建設業の好調さが全体を改善傾向に押し上げており、それ以外の業種については引き続き厳しい状況が続いていることが伺えます。
今期と比べた次期<7月~9月>の見通しは「好転企業」が22.8%、「悪化企業」が22.8%となりD.I.値0と、さらに改善する見通しを立てています。前期好調だった建設業は引き続き好調さを維持、製造業は大幅に改善する予想を立てており、卸売業は厳しい状況は続くものの、改善の方向を予想しています。一方で、小売業は今期よりもさらに悪化する予想を立てており経営に与える影響が懸念されます。また、サービス業は繁忙期に入ることから大きく改善するとしています。
経営上の問題点としては「得意先の減少」「同業者間の競合」が上位を占めました。建設業では「人材不足」と答える企業が多く深刻な問題として捉えていることが伺えます。その他の業種においては、「得意先の減少」「同業者間の競合」「売上の不振」が上位を占めています。
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