平成27年度第Ⅱ四半期<7月~9月>の業況は、前年同期比で「好転企業」17.8%、「悪化企業」37.2%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I.値は▲19.4と前期と比べ1.4ポイント改善しました。規模別でみると、小規模企業のD.I.値は同0.3ポイント増の▲17.2、非小規模企業は同
2.6ポイント増の21.6ポイントとなり、いずれも改善傾向を示しましたが小幅にとどまり、全体としては6期連続のマイナス水準で、網走市における景気停滞感は依然として解消されておらず厳しい状況に置かれています。
今期は全5業種中4業種で前年同期より悪化、特に建設業の下げ幅が最も多く▲40.0、続いて小売業の▲34.3、卸売業▲33.3、製造業▲11.8となりました。唯一、サービス業は観光シーズン等需要期を迎えたことから10.8と、前期と比較し18.9ポイント改善したものの、他の4業種全てでマイナス水準となりました。
次期<10月~12月>の業況判断DIは今期より8.5ポイント悪化の▲27.9を予想しており、年末に向けて更に厳しさが増す見通しを立てています。
前期プラスだったサービス業が37.8ポイント減の▲27.0と大幅なマイナス水準に転落、卸売業▲50.0建設業▲36.0、製造業▲17.7、小売業▲15.7と5業種全てでマイナスとなり、企業経営にどのような影響を与えるかは依然不透明で予断を許さない状況です。
経営上の問題点としては「人材不足」「売上の不振」「諸経費増」が上位を占めました。サービス業は「人材不足」を建設業においては「売上の不振」、製造業は「諸経費増」、卸売・小売業では「得意先の減少」を課題と位置づけ問題点に指摘しています。
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