業種別で見た業況は建設業が15.1ポイント悪化し▲7.4、製造業は40.5ポイント改善し29.4、卸売業4.2ポイント改善し▲9.1、小売業6.2ポイント改善し▲30.8、サービス業10.5ポイント改善し▲12.9と建設業以外で好転傾向を示し、特に製造業は大きく改善しました。
次期(7月~9月)の業況判断D.I値は、今期と比べ3.6ポイント改善し、▲5.4を予想しております。業種別では建設業11.1ポイント悪化し▲18.5、製造業11.7ポイント悪化し17.7、卸売業9.1ポイント改善し0.0、小売業7.7ポイント改善し▲23.1、サービス業19.3ポイント改善し6.4、第Ⅰ四半期との比較で悪化しているところが少なく、回復してきている状況が見てとれます。
今期の課題として「人手不足」「売上の不振」を問題にしている企業が増えています。また、今期の特徴として「人件費増」「同業者間の競合」が減少傾向にあります。
全体としては、R1第Ⅱ四半期から8期連続でマイナス水準を示しており、特にR1第Ⅳ四半期からは新型コロナウイルスが影響を与えたものと推測されます。今期は前期に比べ、改善傾向を示しましたが依然としてマイナス水準であり、また、コロナも収束の兆しが見えないことから予断を許さない状況にあります。
今後も全業種の経営改善に向けた対応や対策が強く求められています。
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