商工会議所からお知らせ

2023年1月1日日曜日

令和5年 北村会頭 年頭挨拶

 






令和5年 年頭挨拶

網走商工会議所 会頭 北村 讓二


輝かしい令和5年の新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年11月1日、第34期網走商工会議所会頭に再任されました。また、副会頭・専務理事も続投となり、新たな議員を加えた新体制がスタートいたしました。

 本年は、心を新たに「信頼される商工会議所」「行動する商工会議所」の理念のもと、新たな取組み、必要とされる取組みを通じて事業者支援と地域振興に全力で取組んでまいりますので、皆様方の一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 さて昨年を振り返りますと、市内の中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は、2年にも及ぶコロナの影響、さらにはウクライナ情勢や円安による原材料や燃料価格の高騰から、コストが大幅に増加し収益を圧迫するなど、我々経営者にとりましては「忍耐と我慢」の年でありました。

商工会議所1000会員のほとんどの業種業態で、これまでに経験したことのない事態に見舞われ、経営環境はこれまで以上に厳しさを増しました。

 こうした状況の中、商工会議所では、給付金や補助金、緊急融資等の支援、さらには落ち込んだ消費を喚起させるために、プレミアム商品券事業や販路拡大に繋げるネット販売「自満プロジェクト」の運用などに取組んでまいりましたが、まだまだ事業者の不安を取り除くまでには至っておりません。

 また、当地では、現状のコロナによる影響等以外にも、少子高齢化の進展による人口減少、人手不足、事業承継の問題など様々な課題に直面しております。他方でテレワークや電子商取引を活用し事業の再構築に取り組む事業者も増えてきております。

 本年、商工会議所ではこうした状況を課題解決の糸口と捉え、商工会議所内にDX推進特別委員会を設置し、網走市や関係機関との連携を通じて、事業者のIT活用を推進し「商売繁盛」につながる仕組みづくりを後押しして参りたいと考えております。

 また、同時に、コロナ等の影響による事業者の不安を一日でも早く取り除けるよう、さらには、ピンチをチャンスに変える発想を持ってこの難局を乗り越えるべく、支援の強化と需要・消費喚起策の遂行による地域経済の持続的発展に全力を尽くす所存でございます。

 結びに、本年は「癸卯(みずのとう)」です。「癸卯」は静かで温かい恵みの雨が降り注ぎ、草木を生き生きと蘇らせる年だそうです。皆様にとりまして実り多い輝かしい一年となりますことをご祈念申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。


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