商工会議所からお知らせ

2023年9月26日火曜日

令和5年度第Ⅰ四半期景気動向調査報告

 令和5年度第Ⅰ四半期(4月~6月)の業況は、前年同月比で「好転企業」26.0%「悪化企業」27.9%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I値は▲1.9となり、前回(D.I.値▲3.7)に比べ、その差は1.8ポイント好転傾向となっています。

業種別で見た業況は前回比で建設業が13.6ポイント好転し▲12.5、製造業は24.3ポイント悪化し▲11.8、卸売業は8.3ポイント好転し0.0、小売業は9.6ポイント好転し▲10.4、サービス業4.6ポイント悪化し25.0と製造業、サービス業は悪化傾向を示し、他の業種では好転傾向となりました。

次期(4月~6月)の業況判断D.I値は、今期と比べ、変化なく▲1.9を予想しております。業種別では建設業は9.0ポイント好転し▲8.4、製造業は18.3ポイント悪化し▲5.8、卸売業は1.7ポイント好転し10.0、小売業は2.7ポイント好転し▲7.3、サービス業は18.6ポイント好転し33.4、第Ⅳ四半期との比較で悪化しているところが多く、見通しが立たない状況になっています。

今期の課題として「人手不足」「諸経費増」「人件費増」を問題にしている企業が増えています。また、今期の特徴として「人件費増」「同業者間の競合」が増加傾向にあります。

全体としては、前回R4年度第Ⅳ四半期と比べ、今期業況としては全業種含め、好転傾向を示す業種が増え、次期業況の見通しとしては全業種としては悪化傾向を予想しているが、業種別で見ると好転傾向を示していることが数値から見て取れます。

このような中、今後も全業種において経営改善に向けた対応や対策が強く求められています。

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