34.4%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I.値は▲18.4と前期と比べ1.0ポイント改善しました。規模別でみると、小規模事業者のD.I.値は同10.1ポイント改善の▲9.3、非小規模企業は同6.3ポイント悪化の▲27.9となり、非小規模企業の悪化が全体の業況を前期並みに押し下げた形となりました。全体としては7期連続のマイナス水準で、網走市における景気停滞感は依然として続いており、厳しい状況に置かれています。
今期は全5業種すべての業種で前年同期より悪化しており、特に建設業の下げ幅が最も多く▲37.5、続いて卸売業▲33.3、小売業▲20.7、製造業▲5.5、サービス業▲2.8となりました。前期と比較するとサービス業を除く4業種で小幅な改善がみられたものの、サービス業が同13.6ポイント悪化し▲2.8となるなどすべての業種でマイナス水準となりました、
次期<1月~3月>の業況判断D.Iは今期よりさらに12.8ポイント悪化の▲31.2を予想しており、この数値は平成26年第Ⅱ四半期<7月~9月>の業況▲31.0に近い数値を示しています。業種別にみると、建設業の▲50.0、卸売業▲44.4、小売業▲41.4、製造業▲27.7、サービス業▲5.6を示しました。
経営上の問題点としては「人材不足」「売上の不振」「諸経費増」が上位を占め、この結果は前期から変化はありません。建設業では「売上の不振」、製造業においては「諸経費増」、サービス業では「人材不足」を卸売業・小売業においては「得意先の減少」を経営上の問題点にあげています。
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