商工会議所からお知らせ

2024年8月13日火曜日

令和5年度網走市における景気動向調査<第Ⅳ四半期>


 概況

令和5年度第Ⅳ四半期(1月~3月)の業況は、前年同月比で「好転企業」20.4%「悪化企業」16.3%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I値は4.1となり、前回(D.I.値△9.3)に比べ、その差は13.4ポイント好転傾向となっています。

業種別で見た業況は前回比で建設業が19.1ポイント悪化し▲10.0、製造業は37.5ポイント好転し25.0、卸売業は17.1ポイント好転し10.0、小売業は15.4ポイント好転し▲7.1、サービス業12.5ポイント好転し12.5となり、製造業、卸売業、サービス業は好転傾向を示し、他の業種では悪化傾向となりました。

次期(4月~6月)の業況判断D.I値は、4.1を予想しております。業種別では前期と比較し、建設業は30.0ポイント好転し20.0、製造業は6.2ポイント好転し▲6.3、卸売業は変わらず10.0、小売業は7.2ポイント悪化し▲14.3、サービス業は4.2ポイント好転し16.7、第Ⅳ四半期との比較で好転しているところが多くなっています。

今期の課題として「人手不足」「諸経費増」「人件費増」を問題にしている企業が増えています。また、今期の特徴として「得意先減少」「同業者間の競合」「売上の不振」が増加傾向にあります。

全体としては、前回R5年度第Ⅲ四半期と比べ、今期業況としては全業種含め、好転傾向を示す業種が増え、次期業況の見通しとしても全業種としては好転傾向を予想しているが、業種別で見ると好転傾向を示している業種があることも数値から見て取れます。

このような中、今後も全業種において経営改善に向けた対応や対策が強く求められています。


○調査時点及び調査対象期間

・調査時点:令和6年1月1日(月)~令和6年3月31日(日)

・調査対象期間:令和6年1月~3月期実施、及び令和6年4月~6月見通し。


○調査対象

・網走市に所在する建設業(30件)、製造業(24件)、卸売業(20件)、小売業(40件)、サービス業(44件)の158社。


○調査方法

・調査対象に調査票を送付し、QRコードによる回答、FAXもしくは返信用封筒による郵送の回答。

○回収状況
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