商工会議所からお知らせ

2024年8月13日火曜日

令和6年度網走市における景気動向調査<第Ⅰ四半期>


 

概況

令和6年度第Ⅰ四半期(4月~6月)の業況は、前年同月比で「好転企業」17.3%「悪化企業」20.4%となり、「好転企業」から「悪化企業」を差し引いたD.I値は△3.1となり、前回(D.I.値4.1)に比べ、その差は7.2ポイント悪化傾向となっています。

業種別で見た業況は前回比で建設業が5ポイント悪化し△15.0、製造業は変わらず25.0、卸売業は20.0ポイント悪化し△10.0、小売業は3.6ポイント悪化し△10.7、サービス業8.3ポイント悪化し4.2とほぼ全ての業種で悪化傾向となりました。

次期(7月~9月)の業況判断D.I値は△3.1を予想しております。業種別では前期と比較し、建設業は変わらず20.0、製造業は6.2ポイント悪化し△12.5、卸売業は変わらず10.0、小売業も変わらず△14.3、サービス業は4.1ポイント好転し20.8、第Ⅳ四半期との比較では変化がないところが多く、見通しが立たない状況になっています。

今期の課題として「人手不足」「諸経費増」「人件費増」を問題にしている企業が増えています。また、今期の特徴として「得意先減少」「売上の不振」が増加傾向にあります。

全体としては、前回R5年度第Ⅳ四半期と比べ、今期業況としては全業種含め、悪化傾向を示す業種が増え、次期業況の見通しとしても全業種としては悪化傾向を予想しているが、業種別で見ると好転傾向を示している業種があることも数値から見て取れます。

このような中、今後も全業種において経営改善に向けた対応や対策が強く求められています。


○調査時点及び調査対象期間

・調査時点:令和6年4月1日(月)~令和6年6月30日(日)

・調査対象期間:令和6年4月~6月期実施、及び令和6年7月~9月見通し。


○調査対象

・網走市に所在する建設業(30件)、製造業(24件)、卸売業(20件)、小売業(40件)、サービス業(44件)の158社。


○調査方法

・調査対象に調査票を送付し、FAXもしくは返信用封筒による郵送の回答。


○回収状況

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